■広大な敷地の活用法など新たなクアロアを模索■
オアフ島の雄大な自然に包まれた「クアロアランチ・ハワイ(旧クアロア牧場)」で現在、今後10年単位での中長期的なあり方を具体的に検討していることが25日までに明らかになった。東京ドーム450個分といわれる広大な敷地の活用法を含め、新たなクアロアを模索している、という。
構想では、5年、10年、20年というスパンで、将来を見据え、現在のようなアクティビティだけでなく、新たな施設などを含む包括的なもの。ハワイ州観光局(HTA)の関係者や建築の専門家など有識者を交えて議論を進めている。今後、具体的に詰めの作業に入るが、いくつかのアイデアが俎上(そじょう)に上り、優先順位の検討に入っている。
具体例としては、需要が高まっている個人旅行や国際会議や団体・企業ミーティングなどへの対応を考案中。特に、ありきたりでない施設としての問い合わせが増えており、すでに2000人規模のグループ受け入れの実績もあることから、今後の可能性が注目されている。また、天候に合わせて500人程度のグループ向けに屋内外で対応できる施設の新設も提案されている、という。
なお、クアロアの敷地内には古代ハワイアンと結び付きが強いエリアも多いことから、開発には地元への貢献や環境保護などの観点も不可欠。行政当局による許認可が必要なケースもあることから、「今年中に構想をまとめ、年明けから具体的に着手したい、意向のようだ。
◎クアロアランチ・ハワイ
住所:49-560 Kamehameha Hwy., Kaneohe, HI 96744
電話:(808) 237-7321 (予約課)
営業時間:9:00~17:00
催行日:毎日(元日、クリスマスを除く)
予約受付:7:00~17:30
HP:www.kualoa.jp