■昨年の海外ウェディング調査■
2010年に行われた海外挙式が実施されたエリアのトップは、ハワイで53.3%だったことが、大手結婚情報誌によるアンケート調査で24日までに明らかになった。ハワイ人気の理由は、「以前から結婚式で憧れていた」(50.2%)、「結婚式の環境が整っている」(40.8%)、「親孝行をしたかった」(37.7%)が上位を占めている。
ハワイで挙式したカップルは、昨年よりも6.2ポイント増加し、2005年以降で最高。グアムは23.4%、サイパンは1.2%と、暖かいビーチリゾートが望まれる傾向が強い。一方、欧州は7.2%、アジア(ビーチを含む)も7.2%でダウン気味。豪州は4.3%、南太平洋・インド洋は2.4%、米国は1.0%とわずかに減少したが、ほぼ前年並みだった。
海外挙式の場所を決めるポイントは、「結婚式だけでなく、それ以外の時間も楽しめる」が69.6%で高い。ただ、人気のハワイ挙式を行ったカップルは82.1%が選択理由に挙げており、多彩な楽しみ方ができるリゾートとして高い評価をしていることが伺える。2位は「気に行った教会・挙式会場があった」(43.8%)。このほか、「気候、季節がその時期に良かった」(35.4%)、「以前からそのエリアに憧れていた」(34.9%)、「費用が手ごろ」(30.1%)と続いている。
海外挙式の費用総額は、昨年よりも3.9%(5.8万円)アップの156.2万円。地域別では関西が162.7万円で高く、首都圏は156.6万円、東海は146.7万円だった。一般的に名古屋方面は派手だといわれるが、意外にそうでもないようだ。挙式エリアの人気トップ4では、最高額は距離的にも欧州で174万円、次いでアジア(ビーチ含む)が168.6万円。多彩なパッケージもあるハワイは160.2万円で、近距離のグアムでも142.4万円だった。
参列者数は平均9.4人で、昨年よりも0.2人増えた。エリア別では首都圏が10.4人でトップ、東海が8.9人、関西が7.9人。海外挙式エリア別では比較的近くて手ごろなグアムが11.8人と多く、アジア(ビーチを含む)が9.7人、ハワイが8.8人で、費用が膨らむ欧州は5.6人だった。