■夏休みの予約は29%アップ■
人気の海外旅行先は昨年に続きハワイのオアフ島がトップ! 夏休み期間(7月16日~9月30日)の海外旅行問い合わせ数を大手旅行社が調査した結果、16日までに分かった。東日本大震災の後、一時的に低迷していた新規問い合わせ数だが、夏休み本番を控え、全国平均で前年比29%アップとなっている。特に、利便性の良さから、多少高くても羽田発の問い合わせ数が8.8倍で、震災の影響を感じさせない、という。
人気の海外旅行先は、2年連続で1位のハワイ・オアフ島に続き、2位はソウル、3位はパリと台北だった。8位には、今年は新たにスペインのバルセロナがランクイン。方面別では、南北アメリカが56%アップ、アジアが52%増と好調だが、オセアニアは18%ダウンにとどまった。問い合わせでシェアを伸ばした旅行先は、昨年反政府デモの影響で減少したバンコクが334%アップで1位、プーケットも121%増で3位にランクインした。
平均ツアー日程は、昨年は平均5.9日だったが、今年は5.8日とわずかに減少。日程別の問い合わせでは、5日が21.2%アップで最多となった。出発希望月は8月が46%増と人気が高く、出発希望日はお盆と7月の海の日連休絡みで出発する傾向が前年より高い模様だ。なお、節電による夏休みの長期化傾向や出発ピークの分散化は、今のところ表れていないという。