■ホノルル市議会で法案審議中、反則金も?■
ワイキキやアラモアナの道路で、携帯電話やビデオゲーム、ノート型コンピュータ、カメラなどを使いながら渡ると、今後罰せられる? ことになるかもしれません。ホノルル市議会で持ち上がった法案43の審議でのひとコマです。
市議会でさらなる討論が必要ですが、2009年7月に制定された運転中に携帯電話などの使用を禁止する条例に、「歩行者が道路を渡るときも使ってはいけない」という条項を加える改定案が審議されています。
2009年に制定された、車の運転者への条例は運転中にテキストメッセージやゲームをやることを止めることが主目的でした。が、今回の改正案に対し、市行政当局は「歩行者の安全確保という点から、車の運転者だけでなく、全面禁止措置にするべきだった」とまで言及しています。
この法案43が最も厳しい内容で市議会を通過すると、携帯電話やビデオゲーム、ノート型コンピュータ、カメラなどを手にして道路を渡るだけで条例違反となる可能性があります。その場合は、警察官は歩行者が手に持っていたかどうかだけを確認すればよく、何をしていたかまで判断する必要はなくなります。この点、地元ハワイでは賛否両論あり、さて、どうなることでしょうか?
関係者などによると、ひっ迫する財政難から行政当局が苦肉の策として、新たな収益源とするのでは、という噂もありますが、信号がある場合は? 横断歩道は? など解決すべき問題も山積しているようです。ちなみに、ハワイでは交通規則や信号を無視して道路を渡る「ジェイウォーク(jaywalk)」には現在、一律$130の反則金が科せられています。ハワイ在住の知人も最近、警察官に見つかり、しぶしぶ$130を払ったと聞いたばかりなので、くれぐれもご注意ください。