■シェラトンワイキキホテル駐車場3階に登場
ハワイ初となる「電気自動車の充電ステーション」が今日4月19日、シェラトンワイキキホテルの駐車場3階にオープンした。約1億円をかけたホノルルに電気自動車インフラを構築するプロジェクトの一環。石油依存の軽減、環境に優しい無公害車のメリットなど、経済や環境問題に取り組むハワイが世界のリーダーを目指す第一歩となる。
シェラトンワイキキホテルに隣接する駐車場3階にある充電スポットは、カリフォル二アを拠点とするベンチャー支援企業のベタープレイス社が運営。昨秋、ハワイの95%にあたる家庭などに電気を供給するハワイ電力社とシェラトンワイキキリゾート社が提携。ハワイ第1号拠点として設置が可能となった。
シェラトンワイキキホテルでは、この充電スポットを利用する電気自動車を2台購入。社用車やホテルゲストのシャトルとして利用する予定になっている。今後、ハワイではオアフ島各地に10カ所の充電スポットを設置し、電気自動車を稼動させる計画だ。
米国エネルギー省とハワイ州政府は2008年、ハワイクリーンエネルギーイ二シアティブ(HCEI)を立ち上げた。米国では石油による発電は電気需要のわずか3%だが、ハワイ州は80%を石油に依存。HCEIは2030年までに、ハワイでエネルギーの70%をクリーンエネルギーに転換することを目指している。