ハワイロード

航空各社がマイル寄付を呼びかけ

■旅行各社の支援も本格化

東日本大震災から1週間が経過し、被災者を支援する義援金を集める活動が広がっている。そんな中、ハワイとも縁が深い航空各社や旅行各社が被災地の支援に立ちあがっている。主な動きは次の通り。

「日本航空」は14日から、1口7500マイル(7500円相当)の寄付を呼びかけ。赤い羽根募金で知られる社会福祉法人中央共同募金会と連携して進めている。

「全日空」も17日から4月15日まで、1口1000マイル(1000円相当)の寄付を募る。特定非営利活動法人の国際人道支援組織「ジャパン・プラットフォーム」へ寄付。全日空グループとしても、1億円の義援金を寄付する。

「スターフライヤー」は17日から、1口1万マイル(1万円相当)の寄付を受け付けている。

「デルタ航空」は日本赤十字社に25万ドル(約2100万円)を寄付。米国赤十字社と連携、顧客や従業員からの寄付も受け付け中。マイルの寄付も呼びかけ、最大500万マイルを国際ボランティア団体のワールド・ビジョン・ジャパンに寄付する。また、米国赤十字社や事前承認・登録済みの団体からの救援物資を無償で輸送している。

世界最大の航空会社でユナイテッド航空の親会社とコンチネンタル航空が合併して発足した持株会社「ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス」は、マイルの寄付を受け付け中。米国赤十字を通じて寄付を行ったマイレージ会員にはボーナスマイルを付与している。

旅行各社による被災地支援の動きも活発化。JTBは17日、義援金1億円を拠出すると発表。HISも同日、成田・羽田両空港に支援カウンターを設置し、海外で購入された飲料水を集め、被災地に届ける取り組みを始めた。