ハワイロード

津波がハワイ諸島にも到達、大きな被害なし

■日本の東北地方太平洋沖地震

日本で発生した「東北地方太平洋沖地震」による津波が今日11日未明、ハワイ諸島へも到達した。最大で約2mの津波がマウイ島の港に15分間隔で押し寄せた。が、幸い大きな被害は寄せられていない。午前7時半には、津波警報は注意報に切り替えられた。

同地震による影響で昨晩、津波警報がハワイ諸島に発令。最初に津波が到達したのはカウアイ島で、世界有数の観光地ワイキキがあるオアフ島では午前3時20分ごろ、ワイキキビーチに数十センチの最初の津波が到達した。8分後には津波の第2波が観測された。ただ、津波によるけが人などは確認されていない。

ハワイ島の西側に位置するケアラケクア湾でも津波を観測。一部のホテルロビーに海水が流入し、道路も冠水した。マウイ島では津波による浸水が一部報告された。

津波警報が発令されたことに伴い、州内の公立校や多くの私立校では早々と閉校措置が取られた。オアフ島のザ・バスの運行も一時見合され、ワイキキのメインストリート、カラカウア通りなども一時車両の通行が禁止された。

アバクロンビー・ハワイ州知事はワイキキなど沿岸部に住む全住民に対し避難命令を発令。オアフ島では高台にある名所、タンタラスの丘などに一時避難する住民やスーパーで飲料水や非常食を買い込む姿も見られた。