ハワイロード

ワイキキ中心部の目抜き通りで水道管破裂

【動画】トロリー乗り場付近で道路陥没 直径3mの穴

ハワイ時間3月7日午前11時24分、ワイキキ中心部のロイヤルハワイアン通りとクヒオ通りの交差点近くの路上で水道管が破裂した。その影響で付近の交通は一時遮断され、地元警察が直ちに交通整理にあたる一方で、水道局や隣接するDFSギャラリア1階のワイキキトロリー関係者らが破裂した水道管を遮断する作業を行った。

原因は調査中だが、市街地の地下を走る水道管には12インチ(約30センチ)の大きな穴が開き、路面のアスファルトを突き破った水はロイヤルハワイアン通りに面した約30店舗の1階部分にまで押し寄せ、うち4店舗で断水した。目撃者によれば、水の勢いで道路から破片が12m上空まで吹き上げられた、という。

作業員の賢明の努力の甲斐もあり、破裂から約30分後には水位も引き始めた。再び観光客が往来する中で、各店舗の従業員がホウキやショベルを使って泥を掻き出す姿が見られた。

普段はワイキキトローリーの乗客やショッピングを楽しむ観光客で賑わう一帯はほぼ川のような状態になり、事態を把握できない人々が呆然と立ちすくむ光景も見られた。


オアフ島南部では先週金曜から断続的に大量の降雨があり、その影響で地盤が緩んだためではないか見られている。ホノルル市内の他のエリアでも排水溝や電信柱など市民の生活に欠かせない設備の老朽化が問題となっており、関係当局の迅速な対応が求められる。ロイヤルハワイアン通りの水道管の修理は、早くて明朝までかかるとされている。

この影響で、クヒオ通りもロイヤルハワイアン通り前後の数ブロック間(東方向車線が)が通行止めとなった。