財務相会合は11月10日に決定
来年11月に米国がホスト国として、ハワイ・ホノルルで開かれる「アジア太平洋経済協力会議(APEC)」に先立ち、10日に「APEC財務相会合」が開催されることも16日までに正式に決まった。ホノルルが、APEC規模の世界的な国際会議の開催地になるのは初めて。これに伴うホテルなどの宿泊施設や地元への経済的な波及効果は約3000万ドルと試算されている。
APEC首脳会議は、2011年11月12、13の両日開かれるが、米財務省は10日にAPEC財務相会合をホノルルで開催すると、このほど発表した。地元メディアによると、1週間実施されるAPEC会議に伴い、期間中、約2万人がハワイを訪れるとみられている。
ハワイ州は2011年の開催地に名乗りを上げ、数カ月にわたって他州と競り合っていたが、地元ハワイ出身のオバマ大統領の決断で、ホノルルが正式な開催地に決まっていた。地元では、メディアを通じて世界中にハワイをPRする絶好の機会と捉え、着々と準備を進めている。