ハワイロード

ハワイや欧州は11ポイントアップ

4月~6月の海外旅行は復調傾向

ハワイや欧州が11ポイント上向くなど、海外旅行の市場動向で全方面が回復傾向にあることが26日までに、日本旅行業協会(JATA)が実施した調査で明らかになった。海外旅行の景況判断でも、4月~6月は上昇する見通し。シニア層による需要の回復や上海万博の関連で中国の復活がけん引しているとみられている。

方面別では、上海万博が開幕する中国で18ポイントの改善が見込まれるのをはじめ、9カ月前のマイナス84から回復基調にある米国とカナダがマイナス52まで復調する見通し。現況は好調なアジアだけでなく、オセアニアが13ポイント、ハワイ・ヨーロッパが11ポイント上向くなど、全方面で回復傾向がみられた。

業種別では、すべてで6~63ポイントの上昇が見込まれている。特に低調だった海外旅行系旅行会社がマイナス63から4月~6月には0へと大きく上昇。海外旅行ホールセーラーも、マイナス68からマイナス45へ回復する見込み。顧客層別では、シニアが21ポイント、ファミリーで15ポイント、ハネムーン、インセンティブで11ポイントの浮上が予測されている。