ハワイロード

ホノルルは全米No.1の生活環境が良い都市

日本人観光客の54%がハワイ訪問に満足

「2009年世界生活環境調査」でホノルル市が全米で最も生活環境が良い都市に選ばれたことが、世界215都市を対象に行われた調査会社のデータからこのほど明らかになった。世界ランキングでみると29位で、1位はオーストリア・ウィーン、2位はスイス・チューリヒ、3位は同・ジュネーブ、4位はカナダ・バンクーバー、ニュージーランド・オークランドの順。ただ、世界的にはパリやロンドン、東京、ミラノなどの都市を差し置いて、ホノルル市は上位にランクされている。

一方、ハワイ州産業経済開発観光局の発表によると、ハワイを訪れた日本人観光客の過半数を占める54%、欧州からの観光客は10人中7人が「素晴らしかった」と回答していることが分かった。また、ハワイを訪れる最大多数を占める米本土とカナダから訪れた観光客の約3分の2が、直近のハワイ旅行に関し「素晴らしかった」と回答。この調査は観光業界が訪問者の期待にどの程度応えているかを測るために、ハワイ州が定期的実施しており、過去のデータから満足度が高ければ観光客はリピーター化し、友人・知人らへハワイを推薦する確率が高いとされている。

これらを踏まえて、米国人に、「現在居住している州に住めなくなった場合、どこに住みたいか?」というアンケート調査で、ハワイは3位だった。1位はカリフォルニア、2位はフロリダ。ハワイは1997年の調査開始以来、毎年トップ10に入り、2001年以降は常に3位以内にランクイン。上位の州は、ほぼ気候が温暖で、美しいだけでなく、観光やビジネスにも魅力のある場所となっている。年齢別では、ハワイは若年層より高齢者に好まれる傾向が強く、64歳以上の熟年層は、フロリダの次にハワイを選んでいる。