ハワイロード

ハワイで初の新型インフルエンザ感染確認

3人とも症状軽く、すでに回復。安心してハワイ旅行を!

新型インフルエンザが猛威をふるい始めているが、ハワイ州政府は7日までに、感染した疑いが持たれていた3人のオアフ島在住者について、感染が確認されたと発表した。感染者3人について、州政府は、1人は米南部のテキサス州を最近訪れた成人夫婦と、別の家庭のカリフォルニアに渡航した学齢期の子供1人で、夫婦の一方は米軍所属との地元報道もある。いずれも軽症で、既に回復している。

新型インフルエンザのウイルスは、感染しても概ね軽症で済む弱毒性とみられている。ただ、糖尿病などの慢性疾患にかかっている場合などには、重症化する危険が報告されている。すでに米本土で亡くなった米国人女性は、慢性的な健康問題を抱えていたという。

州衛生局では、米本土またはメキシコに渡航した場合は、医師に相談し、他の住民と接触しないよう呼び掛けている。ホノルル国際空港や他島の空港でも、到着した搭乗客に対する監視や検疫を続けるなど、水際での予防対策を強化。引き続き、感染状況を注視するとしているが、幸いワイキキのホテルなどの宿泊施設や観光関連施設では平常通り営業し、特に今回の感染に伴う大きな影響や混乱はほとんどない、という。また、最近、ホノルル市内の薬局やスーパーでは予防用のマスクが品薄状態になっているが、住民の日常生活には支障は出ていない。

ゴールデンウイーク中、対前年比12.5%増の3万7993人の日本人が訪れたハワイでは、在ホノルル日本国総領事館が下記の通り、注意を呼び掛けている。

◎在ホノルル日本国総領事館

関連ホームページ:www.honolulu.us.emb-japan.go.jp/jp/influhawaii.htm