ハワイロード

ハワイのリゾートウエディングが人気

挙式スタイルでホテルや式場大きく上回る

大都市圏に住む20代から30代前半の独身女性1000人を対象にした「ウエディングとハネムーン」に関するアンケート調査で、結婚希望者の26.2%が海外や国内のリゾートウエディングを挙式スタイルとして望んでいることが14日までに分かりました。その他、国内結婚式場は16.2%、教会や神社が14.1%、ハウスウエディングやレストランウエディングが11.8%。晩婚化や結婚観の変化に伴い、挙式スタイルは年々多様化しており、ホテルや結婚式場を抑え、ハワイなど国内外のリゾート挙式を希望する人のシェアがトップとなっています。

希望地はハワイ(32.3%)、ヨーロッパ(13.2%)、沖縄(11.4%)が上位3位を占めています。理由は「憧れ」「最高の思い出を残したい」「親や親しい人と喜びを分かち合いたい」などで、特にハワイはロケーションや料金などの選択肢が多く、日本人向けのサービスも充実。参列者も気軽に参加できる点が高く評価されたようです。リゾートウエディングは年齢が上がるほど目が肥えて、希望が高くなっている傾向があり、理由としては夢や限られた人だけを呼びたいという気持ちも強いようです。

結婚希望者のうち、挙式希望者が77.7%であるのに対し、ハネムーン希望者は92%に上ることも大きな特徴。希望地はヨーロッパ、ハワイ、沖縄で、ヨーロッパでは特にイタリアが人気で、挙式だけでなくハネムーンにもこだわる人が増えているようです。ハネムーンの時期は挙式とは切り離し、週末や短期間の休暇で式を挙げ、2人の休暇や旅行費用をハネムーンで調整する傾向も強くなっています。挙式とハネムーンの時期では、過ごしやすく、休みも取りやすいほか、旅行費用も比較的安価になる10月から11月の秋を希望する人が39.1%で最多でした。

この調査は9月中旬に、首都圏、中京圏、近畿圏に在住する23歳から35歳の未婚女性1000人を対象に大手旅行社が実施。若年人口が減少し、婚姻数は2007年で71万4000組とここ数年減少傾向にあるブライダル関係個所に聞き取り調査も行われました。2006年の平均初婚年齢で男性は初めて30.0歳と30歳代に突入、女性28.2歳と晩婚化の傾向も見られ、従来とは異なって、婚姻届を提出した後に、時期を見て挙式やハネムーンに出かけるカップルも多くなってきているようです。なお、結婚の予定がある、結婚したいという人は全体の84.2%でした。