ペルセウス座流星群、11日夜がピーク
夏の風物詩で毎年現れる三大流星群の一つ「ペルセウス座流星群」が、ハワイ時間の11日(月)夜から12日(火)未明にかけて活動のピークを迎えます。今年は比較的月明かりに影響されにくいようなので、気象条件さえ良ければ、澄み切ったきれいなハワイの夜空だけに、肉眼でダイナミックな天体ショーを観察できるチャンス! ご夫婦や家族揃ってロマンチックな天体ショーを眺めながら、のんびり語り合ってみたり、願いごとかなうように祈ってみませんか?
流れ星は宇宙空間にある直径1mm~数cmほどのチリが地球の大気圏に飛び込んだ際に、空気との摩擦で光る現象です。ペルセウス座にある放射点から、飛び出すように見え、国立天文台ハワイ観測所によると、暗い夜空で晴天に恵まれれば1時間に30個以上の流星が見えるそうです。ペルセウス座の高度が上がる午後8時過ぎから明け方にかけて多くの流星が見られるので、ハワイ時間12日の明け方が観察に最適だそうです。
太平洋のど真ん中にあるハワイは星空がきれいことでも有名。ハワイ島のマウナケア山頂には日本の国立天文台ハワイ観測所「すばる望遠鏡」(口径8.2メートル、標高4200メートル)など、世界各国の観測所があることでも知られています。今年は流星の数が多く、初心者でも見つけやすいので、仮にピーク時の天気が悪い場合でも、前後数日間にわたって流れ星の出現は十分に期待できるので、是非、ハワイの夜空を眺めてみてください。
オアフ島ならできるだけ人工的な光が多いワイキキの街灯りを避けて、周辺が暗い場所が最適。お薦めポイントは、東海岸のハナウマ湾やその先のモロカイ展望台、ラナイ展望台付近。夜空を眺めると、あまりの星の多さと輝きにきっと驚かされます。ロコも多くの人が集まりますが、夜中だけにあまり人気のないところは避けましょう。この時期、ハワイでも夜は冷えるので何か一枚羽織れるものをどうぞお忘れなく。
◎ペルセウス座流星群
観察のピーク:8月11日夜~12日未明
お薦めの観察場所:ハナウマ湾、モロカイ展望台(オアフ島)など