新たな旅行トレンドを予感
広大な自然や歴史的な名所旧跡などで神秘的なパワーを感じるような「スピリチュアル」な場所が旅行目的で人気を呼んでおり、海外の訪問地ではハワイがトップだったことが1日までに、大手旅行社などのアンケート調査で明らかになりました。「仕事などのストレスを忘れさせてくれる」、「癒しやパワーを与えてくれる」と感じることが目的の海外旅行。現代の先行き不透明な政治や経済、ストレス社会から一時的にでも逃れ、癒されるような場所でのんびりと過ごしたいという、日本人が増えてきているようです。
この調査は7月1日から13日まで実施。有効回答は2289で、男性が1198人、女性が982人、不詳109人で、スピリチュアルな旅行に関しては、意外に女性だけでなく、男性の関心も高いことが伺えます。「スピリチュアルな癒しやパワーを与えてくれる」観光地に行ったことがある人は41%、その中で積極的にスピリチュアルな癒しやパワーをもらうことが目的だった人は44%に上っています。また、今後「行ってみたい」と考える人は65%で、新たな旅行トレンドを予感させる結果となっています。
実際に旅行した人のうち、人気があった海外の訪問地はハワイが29%でトップ。続いて、豪州・エアーズロックが20%、エジプトが13%でした。今後行って見たい海外のスピリチュアルな場所は、マチュピチュが31%、エジプトが23%、ハワイが20%、セドナが14%と比較的、中長距離の観光地が多いようです。スピリチュアルな場所として想像する観光地では、ハワイやグランドキャニオンのあるアメリカが30%、エアーズロックが22%、エジプトが16%と続いています。
大小さまざまな約135もの島々で構成されハワイ諸島は、ヒーリング・アイランド(癒しの楽園)とも呼ばれ、心身の静寂や癒しを追求するために訪れる方々も多いことは周知の事実。私など、何にもせずに、ボーっと海や星空を眺めているだけで満足する単純な性格ですが、分刻みでバスや電車が往来し、時間に追われる管理社会で生活されている日本の方々にハワイはオススメだと思います。