ハワイロード

クアロア・ミュージアム(歴史展示館)がオープン

クアロア牧場の誕生から多角経営農場に至るまでを展示

ハワイの大自然に包まれて10種類のアクティビティが楽しめる「クアロアランチ・ハワイ」に、クアロア牧場の歴史や活動を広く旅行者に伝えるための「クアロア・ミュージアム」(歴史展示館)がこのほどオープンしました。チケット受付カウンターに隣接して建てられ、館内の広さは75㎡で、入場無料で、いつでも自由に鑑賞することができます。

クアロア・ミュージアムの館内には英語の解説付き21枚のパネル写真のほか、豚の半神「カマプアア」の木彫り、ハワイアンの生活の様子を描いた壁画や装飾品、乗馬用の鞍具、クアロア牧場の模型などが展示されています。展示は大きく分けて、「ポリネシア文化とクアロアの出会い」「クアロアランチの誕生と境遇」、「現在に至る過程と社会的役割」の3つの要素で構成されています。

パネル写真の展示では、東京ドーム450個分という500万坪の広い敷地内にある3つのハワイ先住民族の生活共同体「アフプアア」(クアロア、ハキプウ、カアアヴァ)の歴史解説からはじまり、800年前にポリネシア人によって造られたモリイ養魚池での狩猟方法を分かり易く説明しています。

また、クアロア牧場の誕生に関し、1850年初代オーナーのゲリット・P・ジャッド氏がカメハメハ3世から当時1300ドルでクアロアの土地を購入した話、サトウキビ畑全盛時代、牧畜の開始、真珠湾攻撃の後に予備基地の役割を果たすなど、時代背景に沿って物語は進行。現在の観光産業、教育プログラム、農業、養殖、花栽培、自然保護、スポーツイベント、コンサート、テレビや映画撮影など、多彩な社会貢献の姿も説明しています。

各アクティビティの待ち時間や食事の後、散策の途中など、ちょっとした合間に誰でも気軽に無料で見学可能。ザ・バス、レンタカーでクアロアへ立ち寄られた場合でも、開館時間内であれば入場は自由。2006年4月にオープンしたクアロア無料映画館とあわせ、是非、この機会に立ち寄ってみてくださいね。

◎クアロア・ミュージアム(歴史展示館)

場所:チケット受付カウンター隣建物内
催行日:毎日(1月1日、12月25日は除く)
時間:午前8時~午後5時
料金:無料
入場:自由

◎クアロアランチ・ハワイ(クアロア牧場)

住所:49-560 Kamehameha Hwy., Kaneohe, HI 96744
電話:(808) 237-7321 (予約課)
営業時間:9:00~17:00
予約受付:7:00~17:30
ホームページ:http://www.kualoa.com/jp
一般からの問い合わせ:akira@kualoa.com(日本語)