ワイキキの「ザ・チーズケーキ・ファクトリー」は別会社で影響なし
日本でも人気だったチーズケーキ専門の洋菓子メーカー「チーズケーキ・ファクトリー」の運営会社「CCF(チーズケーキ・ファクトリー、東京・渋谷区)が昨年末、東京地方裁判所に自己破産を申請し、破産手続きの開始決定を受けたことが7日、明らかになりました。負債総額は約12億6000万円。ただ、ワイキキのロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンターなど全米に展開されている「ザ・チーズケーキ・ファクトリー」は日本とは運営会社が異なり、「全く影響はありません」(ワイキキ店関係者)と話しているので、チーズケーキ・ファンはどうぞご安心ください。 スティック状のチーズケーキ「チーズバー」などで人気を呼んだ日本のチーズケーキ・ファクトリーは1952年の創業。98年には二子玉川の旧本店レストランから用賀に本店を移転するなど、関東圏を中心に出店を加速。2005年には本社機能も横浜市内から渋谷区に移転し、06年10月からCCFが運営、管理していました。一時は年間16億円以上の売上げを誇り、マスコミに取り上げられるなど、知名度も高く、東京や関西圏など全国の主要都市を中心に約30店を展開。ところが、相次ぐ積極的な出店戦略が裏目に出て、資金繰りが悪化。不採算店の閉鎖などリストラを進めると同時に、昨年から再び新規出店にも乗り出したが、同業者との競争激化やチーズなどの原材料価格高騰の影響を受け、経営が行き詰まったということです。