米空軍アクロバット飛行チーム「サンダーバード」がワイキキ上空で航空ショーを披露
ハワイの歴史や文化、伝統を後世に受け継ぐことを目的とする最大のお祭り「第61回アロハフェスティバル」が、今年も9月14日（金）から始まります。当日午後5時から、オアフ島のイオラニ宮殿で行われる公的な開催宣言「オープニング・セレモニー」には、カヒコ（古典フラ）や特別な日には欠かせないハワイのチャント（詠唱）、ハワイアンの中から今年の名誉あるロイヤルコート（王室メンバー）に選ばれたキング＆クイーン、プリンス＆プリンセスが登場。約2ヵ月間にわたってハワイ各島で行われる多彩なイベントの幕開けです。例年通り、必見のフローラル・パレードをはじめ、ホオラウレア（縁日）やコンサートなど、華やかなイベントの数々が催されます。
今年のテーマは「Ke Kahua Lani O Hawaii ～Hawaii’s Beloved Royal Playgrounds（王族だけの静養地）」。ハワイにはかつて、アリイ（王族）のみが立ち入ることができる神聖な場所がありました。今や世界有数の観光地となっているワイキキも、昔は彼ら専用の静養地であり、スピリチュアルな場所でもあったそうです。今年の目玉ともいえるイベントは、ギネスブックの記録更新に挑戦する「ワールド・ロンゲスト・フラ・ライン」。22日にワイキキビーチ沿いで行なわれる予定です。
＜オアフ島の主なイベント＞
多くは参加無料ですが、期間中、事務局発行のアロハ・フェスティバル・リボン(＄5)を身に着けると、イベントに参加しているレストランやショップでオトクなディスカウントや関連イベントが無料や割引になります。各ホテルやアラモアナ・センター、カハラ・モール、パールリッジ・センター、ヒロハッティ、セブイレブン、ワード・ウエアハウス2階にあるフェスティバル事務局などでお求めください。
■9月15日（土）午前9時から、毎年恒例の「フローラル・パレード」が行なわれる予定。トロピカルな花で飾り付けられたフロート、パウライダー（乗馬チーム）、フラダンサー、マーチングバンドなど、華やかなメンバーがアラモアナ・ビーチパークを出発し、カラカウア通りを経て、カピオラ二公園まで行進。この日午後2時半ごろには、米空軍アクロバット飛行チーム「サンダーバード」がワイキキ上空で華麗な航空ショーを披露します。
■9月21日（金）午後7時から、カラカウア通りのルアーズ通りからカパフル通りにかけて、8つのステージや食べ物、クラフトなどを販売するブースを設けて行なわれるブロックパーティー「ワイキキ・ホオラウレア」を午後10時半まで実施。特設された8つのステージでは、フラのパフォーマンスやバンドのライブ演奏などを楽しめます。
■9月22日（土）午後3時から、今フェスティバルの目玉イベントとも言える、世界最長の「フラ・ライン（フラダンサーの列）」を作り、一斉に踊ってギネスブック記録に挑戦する「ワールド・ロンゲスト・フラ・ライン」をワイキキビーチで開催。今年は、第50回に記録した3500人の世界記録をはるかに上回る5500人もの世界各国のフラダンサーがワイキキビーチ沿いに勢ぞろいします。
「アロハフェスティバル」の歴史は古く、イベントの元となった「アロハウィーク」が1946年に始まり、1991年に7日間だった開催期間が2ヵ月間のイベントになりました。今日まで、多くの人たちに愛され、親しまれて、現在ではハワイの6つの島で大小300以上のイベントが行われるまでに発展しています。
◎アロハフェスティバル事務局
住所：P.O.Box 15945 Honolulu, HI 96830 (ワードウェアハウス2階）
電話：(808) 589-1771
ホームページ：http://www.alohafestivals.com