今年は4日間開催に延長
ハワイ在住の沖縄県出身者が郷里の文化を紹介する「第25回沖縄フェスティバル」が、今日8月30日(木)から始まりました。今年は9月2日(日)までの4日間開催となり、1899年に日本から最初のハワイ移民を送り出した「うちなんちゅ(沖縄県人)」のアロハを分かち合おうが今回のテーマ。琉球音楽、舞踊のパフォーマンスや沖縄料理、琉球カルチャーを学べるイベントなどが盛りだくさん。今日30日は前夜祭として午後7時から、ワイピオのハワイ沖縄センターで、金武町出身で「ハワイ移民の父」として知られる「當山久三」さんの生涯を描いた劇の上映で幕を開けます。 明日31日(金)午後5時半からは、ワイキキの「ナイキタウン」付近からスタートするインタナショナルパレード、その後はメーン会場となるカピオラ二公園のステージで午後7時半からオープニングセレモニーが行われ、「パランク(沖縄の小さな太鼓)」の音色とシーサーが花を添える予定です。午後8時から始まる「アロハコンサート」には、ハワイと沖縄という2つの島のスピリッツを届けてくれる新しい時代のアイランド・ミュージック「チュラマナ」が登場します。 9月1日(土)午前9時からは、カピオラ二公園のステージで、琉球舞踊などの沖縄らしいエンターテイメントのほか、揚げたてアンダギー(沖縄のお菓子)や沖縄そばなどの沖縄料理や琉球カルチャーなどにも触れられ、午後5時半からは盆踊り大会を開催。午後8時には、照屋林賢さん率いる沖縄の「りんけんバンド」も出演予定。彼らの音楽は沖縄の伝統的な楽器(三線、太鼓)に現代の音楽を融合させたとてもユニークなもの。そのほか、子供向けのゲームやキッズアクティビティなどもあり、2日まで多彩な催しが行われます。 ハワイには沖縄から移民してきた祖先を持つ方が約20,000人おられます。彼らは自分のことを「LOCAL JAPANESE(日系人)」とは呼ばず「OKINAWAN(沖縄人)」と紹介します。それだけ自分の先祖の歴史や文化を大切に後世へ残そうとする姿勢がうかがえます。沖縄県とハワイ州は産業構造や自然環境の類似点や、上記のように多くの沖縄県出身者らが在住していることから、1985年に姉妹提携を結んでいます。
◎沖縄フェスティバル
日時: 8月30日~9月2日メーン会場:カピオラ二公園入場:無料問い合わせ:(808) 676-5400 ウエブサイト:http://www.okinawanfestival.com