7月1日(日)からコードシェア
全日空と韓国航空界で2位のアシアナ航空が7月1日(日)から、全日空が運航している成田-ホノルル線をアシアナ航空と共同運航(コードシェア)することになりました。今後、セールスやマーケティングでも強化策を盛り込み、両社が共通で乗り入れる日本と韓国を除く海外の19空港で、燃油の共同調達などの費用削減やサービス向上のための共同施策を実施。また、イレギュラー運航時のサポート体制の構築、航空機用部品の在庫情報の共有などを行う方針で、客室乗務員の共同訓練や人事交流、機内エンターテイメントの共同開発なども実施することになりました。
両社が昨年12月に締結した戦略的内容について、主な合意は今回明らかになったコードシェアの拡大のほか、株式の相互保有など7項目。株式の相互保有数は取得金額ベースで1200万ドル(約14億6000万円)分の株式。先月末日の時点で、全日空の保有するアシアナ航空株は総株数の約0.81%分となる142万株、アシアナ航空の保有する全日空株は総株数の約0.15%分となる305万株となっています。
これまでに、全日空とアシアナ航空は2000年12月からコードシェア運航を開始し、計105便で共同運航を行っています。今回の合意に伴い、新たに実施される便数は週49便。旭川、福島、富山、松山、熊本など日本の地方都市とソウル間、および関西-釜山線、福岡-釜山線、済州-福岡線なども加わります。さらに両社はより強固な体制としてサービス提供でも共同することなども視野に入れているそうです。