2月の日本人訪問者数5%減 / 総消費額は微減
ハワイの観光行政のトップに立つ「ハワイ州産業経済開発観光局(DBEDT)」が今年2月の日本人訪問者数をまとめたところによると、前年比5.3%減の10万1436人でした。ただ、日本人観光客1人1日あたりの消費額は6.3%増の$279で、主要な渡航先からの訪問者の中では最も高い金額と伸び率となっています。総消費額では1.3%減に踏みとどまっています。
内訳をみると、訪問地ではハワイ島への減少が目立っています。昨年の後半からマイナス成長となっており、先月の訪問者数は26.7%減の1万7338人。ハワイ州観光局では、順調に伸びていたヒロ方面への供給が減少したことが原因としています。
ノースウエスト航空が7月と8月に成田発の臨時便を運航する動きはあるものの、秋以降は機材を縮小し供給を減少の予定。日本航空も中期計画で機材の中・小型化を打ち出しているだけに、「2008年以降は同じ便数でも座席数が減るのでは」という懸念も生じているようです。
日本以外では、中国からの渡航者数が増加しており、2006年は前年比60%増と大きくアップ。ビザなどの関係から、訪問者数のボリュームは大きくないものの、現状では中国からは日本経由で渡航することになることから、今後は中国のハワイ需要からも目が離せそうにありません。