ワイドボディのエアバスA330型機を導入
今年で日本就航60周年を迎える「ノースウエスト航空(NW)」は21日までに、多くの夏休み客が見込まれる7月1日(日)から8月31日(金)までの2ヵ月間限定で、成田-ホノルル線の増便を決めました。増便する機材はワイドボディのエアバスA330型機で、座席数は2タイプ。ビジネスクラス(Cクラス)34席、エコノミークラス(Yクラス)264席の合計298席、またはCクラス32席、Yクラス211席の合計243席となっています。
増便計画によると、現在、成田から毎日2便のところを計3便とする予定。現在、政府に認可申請中で、この増便が認められると、この期間中だけで1万席から1万8,000席分が増えることになるそうです。増便するNW84便は、往路が成田空港を午後9時25分に出発し、ホノルルに同日午前9時50分に到着、復路のNW83便はホノルルを午後2時40分に出発し、成田に翌日の午後6時に到着することになります。
これに伴い、NWは7月1日からリゾート路線の成田-ホノルル線だけでなく、関西-ホノルル線でもワイドボディのエアバスA330型機を導入します。現在、NWは298席のA330-300Sを14機、243席の機体の長いA330-200型を12機保有。すでに2003年8月から他の路線でA330型機を運航していますが、エコノミークラスも最新の座席で、機内のほとんどが2席、通路、4席、通路、2席の配置で、通路への出入りも容易になりました。また新しいエコノミークラスの座席はNWが保有する航空機の中でもパーソナル・スペースが最大でヘッドレストの角度調節も可能となり、より休息を取りやすくなっています。
最新の機能を備えた機内のエンターテイメントシステムは、40本の映画、4本の短編ビデオ番組、56本のオーディオ番組、6種類のゲームや機内情報など、搭乗客が好きなものを選んで視聴することが可能。もちろん、番組のスタート、一時停止、終了もいつでもできます。家族で楽しめる番組や日本語番組も数多く用意されており、チャンネル操作などは手元に収納されたコントローラから行います。
また、NWは成田空港のセルフサービス・チェックイン専用のカウンターをこのほど48ヶ所設置しました。従来よりセルフサービス・チェックイン機の数は3倍以上となり、大幅にチェックイン時間が短縮されています。なお、これまで同様に、利用予定便の出発24時間前から3時間前までオンライン・チェックインで座席を指定し、搭乗確認書を印刷する方法も可能となっています。
◎ノースウエスト航空
ホームページ:www.nwa.com