ハワイロード

ハワイ住民は全米平均より健康で長生き

日本一の長寿県、沖縄と共通するものが・・・

ハワイ最大手の健康保険会社「ハワイ・メディカル・サービス・アソシエーショ(HMSA)」がこのほど実施した健康動向調査によると、ハワイ住民の平均寿命は80歳で、全米平均より健康で3歳も長生きだということが明らかになりました。

米本土と比べても多彩な人種が暮らし、特にアジア系住民の占める比率が高いハワイでは、気候の良さに加え、食文化や生活習慣などが長寿につながっていると言われています。今回の調査でも、ハワイでは中国系住民の平均寿命が83歳と高く、逆にネイティブ・ハワイアン系は77歳というように、人種によって開きがあることも分かっています。

この調査によると、ハワイ住民の死因トップ3は心臓病、癌、脳卒中となっており、ハワイでは乳幼児の死亡率や麻薬依存症、飲酒運転による事故死の数が全米平均より高いことも指摘されています。

世界一の長寿国となった日本に目を移すと、沖縄は日本一の長寿県。沖縄は昔から豚肉の消費量が全国一で、煮込んで脂肪分を取り除く食べ方なので、血管を丈夫でしなやかにする動物性たんぱく質がたっぷり。塩分の摂取量は日本一少なく、海草や豆腐、野菜などをよく食べ、温暖な気候なので体もよく動かす。つまり、「バランス良く食べて、動く」ことが長生きの秘訣といえそうです。沖縄県の例からも、アジア系住民が多いハワイでも肉だけでなく魚や野菜好きという食生活がポイントといえそうですね。

◎HMSA

ホームページ:www.hmsafoundation.org