ハワイロード

海外で行きたいのはハワイが1位

今年の海外旅行者数は1780万人前後か

日本の大手旅行社が実施した2006年の「旅行者の海外渡航先 – 今後の傾向」という調査結果がこのほど公表され、複数回答の「行ってみたいデスティネーション」では昨年、3年ぶりに1位に返り咲いたハワイが今年もトップを堅持したことが分かりました。特に1位のハワイと2位のオーストラリアの行きたい度合いを示すポイント差は拡大する一方で、2位と3位のイタリアのポイント差は縮小しています。ちなみに、上位の順番は昨年と変化なく、以下4位はフランス、5位はカナダとなっています。

また、2006年の海外旅行者数は当初1800万人と見込まれていましたが、1月から4月の中国への旅行者数の伸び悩み、韓国への旅行者の減少などを主な要因として、この数値は下回る見通し。ただ、ビジネス旅行の堅調さに加え、景気の上向き基調、サッカー・ワールドカップの影響などのプラス要因から、最終的には1780万人程度が期待できるとの予測を示しています。

なお、昨年末に、海外旅行について業界を代表する担当者へ実施した調査では、4.1%から6.0%増の伸び率を見込む声が多く、平均で4%増程度の1815万人と、1800万人を超えたいという「業界の願望」を反映したものでした。これについても、原油価格の高止まり、航空各社の路線統廃合に伴う供給座席、ハワイを含む世界各地のホテル供給客室の逼迫などを踏まえると、1795万人との予測も示されています。