ハワイロード

日本のJCBが米ディスカバーと提携

米国でのJCBカードの利便性を高める

日本のクレジットカード最大手のJCBが、米国クレジットカード大手のディスカバーと戦略的な業務提携をすることになったそうです。2007年秋から、JCBカードが米国国内のディスカバー加盟店で利用できるようになり、順次、全店舗へ拡大されるようです。これにより、JCBはこれまで手薄だった米国の加盟店舗網を強化し、国際ブランドとしての競争力を高めたい考えで、ハワイでもますます便利に使えそうです。

今回の業務提携は、観光客だけでなく、ビジネス渡航や留学生など、幅広い目的での米国渡航者のJCB会員に利用機会が拡大されることになり、特にガソリンスタンドやスーパー、ファーストフードなどカード社会が一般的な米国での機会拡大は利用者の期待も大きいようです。

両社の加盟店ネットワークを相互に開放することで、JCBは米国国内のディスカバー加盟店舗400万店でJCBカードの利用が可能となり、ディスカバー加盟会員5000万人は2008年春から順次、一部を除く日本のJCB加盟店でディスカバーカードが使えるようになります。

ディスカバーは1985年の設立で、現在は米大手投資銀行のモルガン・スタンレーのカード事業子会社。JCBはアジアで唯一の国際ブランドだが、マスターカードやビザに比べて欧米での加盟店が少ないという弱点を補強できそうです。ディスカバーはスーパーや飲食店など、地域密着型の店舗を数多く抱えていることから、在米JCB会員の利便性が高まるものと期待されています。