KONISHIKIさんの母校 被害額は推定600万ドル
ハワイ時間13日(火)午後4時前、州立ハワイ大学(UH)マノア校の敷地内西側にある付属校「UHラボラトリー・スクール」から出火、当時かなり風が強かったこともあり、67年を経た古い木造校舎に瞬く間に火は燃え広がり、音楽教室や講堂、体育ルームなどを焼失して約1時間半後に鎮火しました。一夜明けて、消防と警察で原因を調べていますが、被害額は推定600万ドル。同校はKONISHIKIさんの母校としても知られています。
昨夕、ちょうどオフィスで仕事中、隣室にいたスタッフから「煙たくない?」と聞かれ、コンピュータとニラメッコしていたので全く気づかず、言われてみれば確かに焦げ臭い。オフィス内ではなさそうなので、外を見てみると、UHのある方角からわずかながら黒煙が上っていたのです。これは元新聞記者の経験から「火事だ」と直感。というのも、灰色や白っぽい煙は火事の可能性が低く、黒煙の場合は建材などから出火しているケースが多いのです。
しばらく見ていると、黒煙は治まるどころか、ますます広がり、ついには真っ赤な火が立ち上る始末。ちょうど風が強かったことや、燃えやすい木造の校舎だったことで、消防も手間取ったようでした。一時、煙や灰は広範囲に風で流され、ワイキキやダウンタウンでも確認されたそうです。
同校はハワイ大学の付属校で、同大の教育研究施設の一環として1939年に創立。幼稚園から高校三年生まで約420人の園児や生徒が在籍し、高校から転入したKONISHIKIさんも卒業生として知られています。
火災発生時、同校は夏休み中で、校舎内に火の気はなかったそうです。また、ちょうどこの日から始まったサマースクールに参加する生徒達約100人は正午で帰宅した後で、無事でした。この火事に伴う負傷者や死者がなかったのが、何よりの幸いでした。昨晩から今日にかけて、ホノルルの街頭では、この話しで持ちきりです。