■2017年までラウンジや機内サービス強化■

　全日空とヒルトン・ワールドワイドが5月8日、空港ラウンジや機内でのサービス強化について、2017年末まで初めて提携することを決めた。期間内に3共同プロジェクトを予定。第1弾は6月1日から8月31日まで、「Experience More」をキャッチフレーズに、成田と羽田のANAラウンジと東京－ホノルル線の機内で、特別メニュー「ハワイアンヌードル」の提供などを実施する。

　第1弾プロジェクトの「Experience More」では、ハワイに到着する前からリゾート気分を楽しんでもらうことをコンセプトに、ANAラウンジと機内で新たなサービスを実施。成田と羽田のANAラウンジで、「ヒルトン・ハワイアンビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート」のシェフが監修したメニューを提供。そのほか、ハワイの観光情報を30分間にまとめた特別番組をビデオで放映する。

　昨年12月、全日空が「リゾートプロジェクト」としてホノルル線のサービスを一新し、7月17日から成田－ホノルル線を増便する。東京－ホノルル線の重要性を強調し、ヒルトンとの提携でさらなる利用者の増加と、利用者の満足度の向上をはかりたい考え。第2、3弾の詳細については、対象は国際線となる予定で、リゾート路線には限らない、という。

　ヒルトン・ワールドワイドでは、「旅行とは空港でのチェックインから、帰宅するまでの全行程を意味する。全日空とともにその間のサービスの向上に取り組み、より快適で記憶に残る旅行を提供したい」としている。パートナーの全日空について、「両社ともにそれぞれの業界における革新的なリーダーで、しかも全日空は日本唯一のスカイトラックスの最高評価を獲得している」と、述べている。同社では、オリジナルのミニガイドブックを配布し、同ホテルやハワイ観光に関する情報も提供する。

◎全日空

ウェブサイト：www.ana.co.jp

◎ヒルトン・ワールドワイド

ウェブサイト：ja.hiltonworldwide.com