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サーチャージでもうけたのは誰だ?

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燃油サーチャージ いつまで続けるのか

原油価格の下落で航空燃料も大幅に値下がりしたことで、日本航空と全日空は17日、燃料価格に応じて航空運賃に上乗せしている国際線の「燃油特別付加運賃(サーチャージ)」の値下げを発表しました。引き下げは2007年5月以来、1年8ヵ月ぶり。過去3ヵ月の燃料平均価格に応じて見直す仕組みのため、来年1月から3月発券分が対象です。過去最高額の現水準に比べ、値下げ幅は3割以上で、すでにお知らせしましたようにハワイ路線は片道2万2000円から1万4500円となります。現在のまま燃料価格が下落すれば、来年4月以降はさらに値下げの可能性が高いと見られています。

■サーチャージでもうけたのは誰だ?

日本の燃油サーチャージは世界一高額だといわれています。そこで気になる「サーチャージでもうけたのは誰だ?」というテーマの特集記事が、13日付けの日本経済新聞に掲載されていましたので、少しご紹介します。原油高騰を受けた各航空会社が別途設けた追加料金のはずが、今や「追加」の域を超えている、というもの。「航空運賃に異常あり!」(中央書院刊)を書かれた航空アナリストの杉浦一機さんが筆者で「こんなに高額で、決定プロセスが見えにくいサーチャージは日本だけ」と、搭乗客へのコスト押しつけを厳しく指摘されています。

40年以上、民間航空をウォッチし、世界のエアラインの運航体制やサービス、経営、空港、旅客機機体などに詳しい杉浦さん。利用者サイドに立った視点で知られ、参議院運輸委員会調査室客員調査員、経産省産業構造審議会臨時委員などを歴任されたほか、東京都の航空関連委員会、福岡空港調査委員会委員なども務める杉浦さんが指摘される趣旨は、燃油サーチャージの運用には不透明なものを感じ、日系エアラインの場合は利益の源泉となっているように見える。緊急避難の手だてのはずだったのに、制度を「悪用」して、もうけを出しているようだ、というものです。

詳細はこちらから、どうぞ

http://waga.nikkei.co.jp/travel/travel.aspx?i=MMWAc1000011112008

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■燃油サーチャージ いつまで続けるのか

パックツアーでも個人でも、海外旅行者にとって本体運賃とは別建てのサーチャージは腹だたしい存在。日航と全日本の国際線のサーチャージが来年1月から下がるが、ジェット燃料価格の下落に伴う措置だが、依然として割高。海外旅行が大衆化したとはいえ、割高なサーチャージがあれば客離れをおこすのは当然。国土交通省は現段階でのサーチャージ廃止には否定的だが、いつまでも残していては国内航空会社の体質強化は遅れ、来年以降も運賃格差が開いたままなら、国際競争に後れを取る。来春以降は、海外旅行離れを防ぐためにも廃止を検討すべきだ、という14日付の中日新聞「社説」も興味深いものです。

関心のある方はこちらからどうぞ

http://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2008111402000073.html

■全日空と日航 乗員組合が19日にスト通告

産経新聞によると、全日空と日本航空は17日、それぞれ乗員組合などが、19日に国内線で24時間ストライキを実施するとのこと。スト突入の場合、全日空は最大201便が欠航や遅延し、約1万人に影響。日航も最大13便の欠航で約2000人に影響し、20日も続く可能性があるそうです。全日空はグループ会社の組合が乗員養成システムの改善を訴えるのは良しとして、日航の場合は乗員と地上職の組合が10月1日に実施された全社員の給与一律5%カットに抗議している、ということだそうです。

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/081118/biz0811180014000-n1.htm

同じ働く者として、待遇改善を訴える気持ちに変わりはありませんが、現在の迫りくる世界同時不況、先行き不透明な経済状況を考えると、「?」という思いが拭えません。ある日系航空会社に勤める友人の待遇や会社での処遇を見たり、聞いたりしていると、やはり「?」という疑問が払拭できません。サーチャージでもうけたのは誰なのでしょうか? 燃油サーチャージ、いつまで続けるのでしょうか? ハワイに来てくださる日本人観光客の方々が年々少なくなる様子をみていると、中日新聞ガンバレ! と声援を送りたくなります。

 

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