新型バス3台を新たに導入　今後は車椅子の昇降機も

マウイ・バスが新型バス3台をこのほど新たに導入し、オアフ島のザ・バス前部に付いているような自転車取付装置を設置しました。マウイ島はオアフ島のような自転車優先のバイクレーンがほとんどなく、自宅と職場がホノルルのように職住接近したオアフ島に比べれば、かなり距離があるため、通勤や通学にはあまり自転車を利用しやすい環境ではありませんでした。今回の新型バスの導入で、自転車利用者だけでなく、マウイ・バスの利用者も増えるのではないか、と期待されています。

オアフ島のホノルル市内などでは、ザ・バスの前部にある自転車取付装置は学生だけでなく、通勤などでもよく利用されています。今回新たに導入されたマウイ・バスは25人乗りの3台で、前部に2台まで自転車を搭載することができます。マウイ・バスでは今後、さらに導入される新型バス6台についても自転車取付装置を設置し、体の不自由な方も利用しやすいように、車椅子の昇降機も付けられることになっています。

なお、世界的な原油の供給不足が続くことに伴い、ガソリンの市場価格が高騰していることで、オアフ島を走る唯一の公共交通機関となっているザ・バスの利用者が増えています。家計を圧迫するガソリン代を節約するために、ここ数ヵ月で約8％も利用者が伸びた月もあるだけに、今回のマウイ・バスの試みは注目を集めています。