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植物油で走る高速船「Earthrace」号がマウイへ寄港

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世界一周の途上、マアラエア港に立ち寄る

ニュージーランドの玄関口ともいわれるオークランドで建造された植物油で走る高速船「Earthrace」号が25日までに、マウイ島のマアラエア港に立ち寄り、大きな話題を呼びました。動力船の世界記録を10日間短縮する65日での世界一周という最短記録に挑戦中だそうです。

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Earthrace号は全長24m、最高時速は40ノット(約75km)。石油採掘技術者だったPeter Bethune氏が新燃料の普及啓発のため、夢とロマンを求めて総工費約300万ドルをかけて建造。ユニークな特徴は、燃料に主に植物油から作られるバイオディーゼルを使っていることです。

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バイオディーゼルとはナタネ、ヒマワリ、大豆やコーンなどの油をベースにした軽油代替燃料をいい、今のところ厳密な化学的定義はなく、一般的に食用油を加工してディーゼル用燃料としたものを指しているようです。軽油に比べると、原料は菜の花とかなので無尽蔵。ガソリン代の高騰が続くハワイでも最近、エタノールを含んだガソリンの販売が加速していますが、車先進国のドイツではここ数年でバイオディーゼルの利用が急激に増えているそうです。

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このEarthrace号は4月8、9日の両日、オークランドのビアダクト・ハーバーで公開されたあと、日本の東京を経由して、ハワイを目指し、現在世界一周の航行中。ユニークな外観は波を超えるのではなく、海面を切りながら進むためにこのような特異な形をしており、船首部には水を入れられるよう設計されています。なお、2007年3月には、アメリカで開かれる世界一周ヨットレースに出場の予定になっています。

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船長のピーターさんは「油田採掘をしているうちに、石油や石炭などの燃料の限界を痛感するようになった。代替燃料の可能性をアピールし、資源や環境問題について考えるきっかけになれば」と、3年前にこの船の建造を思いつき、資金集めに奔走して実現にこぎつけたそうです。

ちなみに、船尾にはスポンサーになっている日本の大手家電メーカーのロゴもあり、下記のホームページから、個人でスポンサーになることも可能。なお、スポンサーになるとランクによってはEarthrace号でクルーズできるということです。

◎Earthrace号

ホームページ:www.earthrace.net

 

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