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今日はキング・カメハメハ・デーの振替休日

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州の振替休日でホノルルの街並みは穏やか

昨日の6月11日(日)はハワイ全島を統一したカメハメハ大王(一世)の誕生日を祝う「キング・カメハメハ・デー」でした。彼の功績をたたえて、ダウンタウンにある有名な大王像には5m以上もある多くのレイが飾られています。 1883年、カラカウア王の戴冠式の日に除幕されて以来、120年以上にわたって、サウスキング・ストリートをはさんだ向かい側にあるイオラニ宮殿を見守り続けています。ちなみに、彼の背後にある古い建物はアリ・イオラニと呼ばれる旧裁判所で、1階は無料の博物館になっています。 実は、ホノルルにあるカメハメハ大王像は2体目で、オリジナルは大王が生まれたハワイ島ノースコハラのカパアウの町に建っています。これは1880年にイタリア・フィレンツェで造られたオリジナルを運ぶ途中、嵐で船が難破し、海に沈んでしまったのでした。そこで、2体目が造られた後、海からオリジナルが引き上げられ、生誕の地に戻ったという訳です。

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ハワイ島の王だったカメハメハはマウイ島、ラナイ島、モロカイ島、そして権力のもう一つの中心地だったオアフ島の順に次々と領土を広げ、ついにはハワイ諸島を統一。その後、オアフ島に居を構えましたが、晩年は故郷のハワイ島カイルア・コナへ戻っています。 キング・カメハメハ・デーは州の休日ですが、昨日は日曜日と重なったため、今日は振替休日で州政府やサマー・スクールなどもお休み。いつもなら朝晩のラッシュアワーになると通勤、通学の車で込み合う大通りも、やはり普段より空いています。 取材の途中で、久しぶりに立ち寄ってみたら、カメハメハ大王の偉業を偲んで、たくさんのカラフルなレイが幾重にもかけられていました。でも、このハンサムな大王像ですが、モデルは本人ではなく、宮廷仲間で一番ハンサムな男性だったという話もありますが、真偽は不明です。

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それはさておき、レイはハワイでの生活には欠かせないもので、歓迎や祝福のアロハ・スピリットを象徴するものとして用いられます。元々、古代人が骨や歯、貝、草花などの自然物でレイを作り、魔除けや開運を目的として身に着けたのが始まりともいわれています。今でも、レイには自然崇拝の気持ちが込められており、保存するもの以外は使用後に糸やヒモなどを外し、必ず自然に帰すならわしになっています。 そういう背景を知って、カメハメハ大王像にかけられた圧巻の長いレイを見つめていると、また違った意味で、大王のことが脳裏をよぎったのでした。

 

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