晴れ間を望む声が次第に強く

長引く大雨に伴い、思わぬ床上浸水に見舞われた高級住宅地の一角にある「カハラモール」。一夜明けた1日は、ほぼ浸水もひき、泥水で汚れた店内の清掃や乾燥などに、スタッフたちは大忙しでした。

「ここはモールの周囲の道から、だんだんと坂になって降っているので、一番深いところでは腰あたり、ウチのお店でもヒザまで水に浸かったよ。だから、昨日は午後から休業さ」と、語ってくれたのはカハラバーバーのイヴァンさん。この理髪店でも、朝から従業員総出で掃除をし、何とか営業にこぎつけたそうです。

この日も、カハラモール内には関係者以外、立ち入り禁止。地下にあるため泥水で水没したトイレや倉庫などでは後片付けに追われるスタッフの姿があり、使えなくなった商品やゴミを片付ける様子も随所で伺えました。床上浸水した同モール1階では、ポンプで残った泥水を吸いだす作業や濡れた店内やカーペットなどを大型のマシンで乾燥させる業者も忙しそうに動き回っていました。

ちなみに、メイシーズのほか、スター・マーケットやロングス・ドラッグスなど、比較的被害が少なかったテナントやモール周辺にあるため幸い影響がなかったショップなどは、ほぼ今日も営業していました。なお、カハラモール自体は来週の月曜日から営業を再開する予定だそうです。

昨晩もかなりの雨が降ったオアフ島ですが、朝からまばゆいばかりの太陽が照りつけるハワイらしいお天気に回復。しかし、あるショップの女性オーナーは「もう雨が降り続いて40日くらいでしょ。今日は今のところ晴れているけど、これもエープリル・フールじゃないの？」と今後の天候に不安げな様子。マリンスポーツの関係者は「これだけ雨が続くと、営業に響きますね」と話すなど、オプショナルツアー関係者の間でも、晴れ間を望む声が次第に強くなってきています。